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代表幹事あいさつ

年頭所感 「脚下照顧」と「進化すること」

  • 代表幹事
  • 代表幹事 高橋真裕
  • (岩手銀行 代表取締役会長)

 まず嬉しいニュースをご紹介します。会報『いわて経済同友』がこの1月号で600号を数えました。1969年に岩手経済同友がスタートしまして50年の積み重ねで600号を迎えたということです。この間一度も休刊することなく、と言いたいところですが、一度だけ東日本大震災が発生した直後に1号だけ休刊しました。600号を迎えたということ、これも多くの方たちに支えられ、岩手経済同友会が全国でも高い評価をされる活動を展開してきたその一端だろうと思います。

 新しい時代が始まろうとしています。今年はどういう年になるのかといったお話を聞く機会があろうかと思いますが、私は予測も大事ですけれども、今年をどういう年にするのか、どういう年にしたいのかを考えながら行動していくことが大事だろうと考えています。その中で、心がけていきたいことを二つ申し上げます。

 一つは、脚下照顧。つまり足元を見つめ直す、自分自身を見つめ直す、あるいはもう少し拡大して解釈すれば、自分の商売の原点を見直す。こういう1年にしていきたいものだと考えています。昨年末、仙台のある会社の会長さんからお手紙をいただきました。その中に、平成の時代に積った汚れ、サビを洗い落とし、体質改善をしてどんな時代にも対応していける強固な企業にしていきたいという覚悟が書かれてありました。まさに脚下照顧に因む考え方だろうと思います。

 もう一つは進化するということです。進化には二通りの意味があるようですが、より優れたものに成長していくという意味でお話したいと思います。ここ数年来、すさまじいスピードで技術革新が起きています。こういった中で現状に甘んじていては後退を意味してしまうだろうと思います。昨年読んだ本の中で印象に残っているのは第1次南極観測越冬隊の隊長だった西堀英三郎さんの『石橋を叩けば渡れない』という本です。どういう意味かというと、やるかやらないかをまず決めなければいけないのだと。やるかやらないかを決めないでどんなリスクがあるのかといった些細なことに気をとられていたのでは前に進めない。石橋を叩いて渡るか渡らないかを判断するときには経営者の決断が必要になるわけです。新しいことをやるときには必ずリスクが伴います。このリスクを細かに分析していても前に進むことが難しい。むしろ、まずやるのだということを心に誓ったうえで一歩前に進み出していく、そういう準備と覚悟が必要な年になるだろうと考えています。

 脚下照顧、進化すること、進化するときには石橋を叩いたら渡れないということを忘れずに今年1年間を過ごしていきたいと考えています。

 谷村会長さんからお話があると思いますが、ILCの実現に向けて我々経済同友会としても全力を投入してまいりたいと考えています。

 今年、まさに新しい時代が始まろうとしています。時代の変わり目には新しい風が吹いてきます。その風を背に受けながら我々は一歩も二歩も前に出る、そういう1年にしてまいりたいと思います。

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