本年度事業計画
「ポストコロナを見据えて準備をし、一歩踏み出す年にしたい。一人一人の力を全体の力に変えて岩手の経済をしっかりとしたものにしていきたい」(高橋真裕代表幹事年頭所感)。新型コロナウイルスとの闘いは3年目となるが新たな変異株の出現もあり、その感染拡大が収まることなく令和4年度を迎えることになった。またロシアによるウクライナ侵攻に伴うエネルギー価格の上昇や原材料高、さらに円安でインフレ圧力が強くなってきている。一方でカーボンニュートラル(脱炭素化)も求められており、経済をめぐる状況は様々な課題が山積し、先行きも不透明さを増している。
「コロナ禍で従来のビジネスモデルが限界にきている。このような時こそ変革のチャンスと捉えることができる」(高橋真裕代表幹事新春インタビュー)。
「新型コロナとの闘いは、新たにウィズコロナのステージに入り、生活様式などすべてがコロナ前に戻ることは難しいと思われるが、DX(デジタルトランスフォーメーション)への対応や震災後に整備されたインフラの活用などで、全国に先駆けて岩手オリジナルを生み出していきたい」(畠山大代表幹事新春インタビュー)の言葉通り、前を向いて同友会活動を展開したい。
岩手経済戦略会議は去年、新型コロナの感染拡大でやむなく延期となった。今年こそはとの思いで、改めて昨年企画した「SDGs」をテーマとする。国連が提唱する「SDGs・持続可能な開発目標」に向けて地域や企業はどう取り組んでいくのかなど、コロナ禍における「SDGs」への取り組み事例を含みながら地域経済の持続的な発展について考えていく。国内の企業トップの方々から意見や提起をいただくとともに、県内産業界からも参加いただき、岩手での実践的な対応と打開の方向性について議論をしていく。
新しい生活様式が求められるなか、会議様式も模索しながら進めなければならない。各委員会も次代を担う人々に誇れる企業活動、地域づくりへの貢献を目指して活発な活動を展開したい。また産業界、行政、大学等ともしっかりと連携し地域の力を伸ばしていきたい。